月みれば千々に物こそ悲しけれ我が身ひとつの秋にはあらねど
大江千里 月を見ていると、いろいろなことが、物悲しく思える。 我が身だけに来る秋ではないのに・・ 今日も電話を肩と顎に挟んで、パソコンを睨む一日。 身体よりも、心が凝り固まっている。 家に着き、シャッターが開いているガレージに01を入れる。 UN AUTHORIZEDの33rpmを見ながら外にでる。 すこし、ほっとして空を見る。 深まる宵闇と反比例して輝きを増す上弦の月。 月を眺めて、思い出そうとするでもないのに、様々なことが思い浮かぶ。 いままで、自分の前を過ぎ去った情景が。 浮かんだ情景で、自分の今の場所がわかる。 おかげで、ため息ひとつの代わりに、前を見ることが出来る。 幾度そうしてきたのだろう。 多少の後悔と懐かしさの中で・・。 宵が深まるとともに空気が透き通ってきた。 心も一緒に透き通ってくれるだろうか? それに期待して、もうしばらく、月を眺めよう。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-31 21:13
| 徒然草
日曜日、丘といえるくらいの裏山を33rpmで疾走。
途中からジープロードになったり、上っては下ったりで結構脚にくる。 坂を漕ぎまくって上っている時に、前方の道に何か丸いものが・・・。 近づいていくと・・・リス! 木の実を齧るのに夢中で、こっちに気付いていない。 その横顔が判るくらいまで近づいたとき、 漫画のように、はっ!と此方に気づき逃げ出した! んだけど、進行方向一緒・・。 並んで1mくらい走ってました。 間抜けなヤツ・・・。 後で調べたら、ホンドリス(ニホンリス)みたいだ。 三男坊は裏の林でシマリスを見たって言うし、 此処は、なんて自然にあふれているんでしょう。 改めて、自転車ってイイなって思った。 もうひとつ。 お気に入りのTVプログラム。 NHKの『サラリーマンNEO』 とにかく、サラリーマンを題材にコント集や、『世界の車窓から』をパクった 『世界の社食から』(マジで世界中の会社の社食が出る)とか面白いんです。 8/22分の録画していたのを見てたんだけど、 画面に 『no fun no life』とフェードインする文字。 次の瞬間、ダートのコーナーを抜けて出てくるランエボのラリーカー。 BGMはBON JOVI。 文字が浮かぶ。 『プロに挑むひとりのサラリーマンがいる』 『田口幸宏 45歳』 『平日は小さな広告代理店の営業マン』 『週末はトップチームのラリードライバー』 そして、彼の挫折、諦め。 自力でスポンサーを探し、底辺から這い上がってくる様を 短いセンテンスで文字だけで訴える。 『田口幸宏の誓い』 『サラリーマンで、日本チャンプになる。』 最後に田口選手が家族へお土産を買っている姿。 なぜかしら、目頭が熱くなっていた。 夢に向かって全力を尽くしているか? 周りを言い訳にしていないか? そう問われた気がした。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-29 19:48
| 自転車
いにしへは露分けわびし虫の音をたづねぬ草の枕にぞきく
花山院師賢 昔は、露に濡れた草叢を分け入る苦労をしてまで聴こうとした虫の音を 尋ね求めもしない今、旅寝の枕元に聴く。 ラジオからJimi Hendrixのぶっ飛んでいる太いギターの音が流れている。 それに負けじと、シフトダウンした01弐号機のマフラーから ビートの効いた音が吐き出される。 いつものように、駅から帰りの回り道。 今のざらついた気分にJimiのギターはマッチする。 それこそ昔は、ハードなギターの咆哮を上げるように 01初号機で攻めた走りをしていた。 ブレーキング、シフトダウン、コーナーをクリア。 その全てのタイミングが噛み合った瞬間の快感。 この世界の中でとびきりの一瞬だと思っていた。 そして今。 クルマをドライブすることは相変わらず楽しいけど、 あの瞬間に対して、一歩下がった自分がいる。 有為転変。 世界も移り変わるが、自分も変わる。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-28 20:41
| M2 1001
以前、運良く購入したと書いた、“東 麻弥さん”という作家さんの
『一緒に生きていこうよ―全身性エリテマトーデスが私に与えたもの』が届いたので、 一気に読んでしまいました。 一人の女性が膠原病という難病になり、 そこから始まる人と人の繋がり、 旦那さんと出会い、結婚、 病気のため、難しいなかでの出産、 そして生まれた娘さんとの歩み。 こんな5行の中におさめられない、葛藤、信頼、愛情。 凄い感動がありました。 正直、涙してしまいました。 妻は妻として、夫は夫として、そして二人は親として、 人は、家族のために、子供のために、純粋に一途に成れる。 精一杯、愛情を与えあうということの素晴らしさがあります。 この本は、自分を省みるとき、また読むことになるでしょう。 自分の幸せは家族だと、しっかり見つめられるようになるために。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-27 19:31
| 徒然草
秋風はむかしの人にあらねども吹きくる宵はあはれとぞ思ふ
源 重之 秋風は、昔の知り合いでもないのに、 吹いてくる夜には、懐かしく思ってしまうね。 2006年、8月の最後の土曜日 ガレージの窓を閉めに外に出る。 空は宵闇が広がっている。 西には薄い上弦の月。 久しぶりに星空を見た。 ガレージに入り、灯りをつけ 弐号機の幌をポンポンと叩きながら奥に行く。 喚起窓を閉めて振り返ると、UAの33rpm、モンキー、01。 自分の馬鹿さ加減に呆れながらも、しあわせを感じる。 特に01は自分の分身のよう。 その彼と過ごした日々を思い返してみる。 それは、やさしく吹いてくる秋風よりも、懐かしいものだった。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-26 19:17
| 徒然草
本日、garakutadoさんからBMXを格安でお譲りしていただきました!
GTのポリッシュがたまりませんね。 これで、毎日のバランス感覚の鍛錬やちょっとした技の練習に ますます熱が増すってもんです。 とりあえず、二輪工房 佐藤へブレーキのメンテをお願いに行きましたが、 「ゴメン。明日レースがあって準備中なんだ。」 ってことで預けてきました。 来週までオアズケかな? それにしても、お会いしたgarakutadoさんは凄くスマートでダンディな方! いやー、自分もああ成りたいものです・・・・。 毎日自転車通勤とのことで、羨ましい限りです。 秋口に山サイクリングをまた企画なされるとのことで、 そこまでにはお尻も治したいものです。 お尻は現在95%の治癒率。 もうちょっとです。 ・・・・・・・でもきょうあまりに綺麗な青空や 秋めいた空気の気持ちよさに10kmほどサイクリング・・・。 はい、欲望に忠実でした・・・。 garakutadoさん、本当に有難う御座いました。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-26 19:02
| 自転車
さて、その後の超格安ローライ35TEは果たして使えたのか?
ばっちり使えました! 思ったよりも結構面白い写り方です。 綺麗でシャープな写真というよりは、 自然なそれでいてちょっと古い感じ。 アナログな自分にちょうど良い感じですね。 トイカメラ君はというと、これもデジタルのはずなのに アナログな写真。(笑 撮っては消し、撮っては消し。 日々、楽しみながら遊んでいます。 ↓の写真はトイカメラ君で撮りました。 アナログっぽいでしょ? ![]() ▲
by curtis_01
| 2006-08-24 21:43
| カメラ
思ひやる心づかひはいとなきに夢にみえずときくがかなしさ
曾禰好忠 人と人の繋がりの中で、想いが伝えきれるなどというのは不遜な考えなのでしょうか。 どれほどあなたのことを想っていても、 私の想い、全ては伝わってはいないでしょう。 だから、あなたの物言いが私を哀しくさせるのです。 そんなに辛い思いをしても、 何故こんなに人と繋がろうとするのだろう。 かえって、黙してしまい、 ひとり、何にも期待せずに過ごしていくことのほうが 心穏やかに済むのかもしれません。 でも、伝えきれない言葉を伝えようとあがくこと、 これが私自身の性なのかもしれません。 それで良いと安らかな諦めがあるのも確かなのです。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-23 22:10
| 徒然草
エアコンの付いていない01で通院。
暑いぃ! まあ、好きでこんなクルマにしたんだから、しょうがないけど。 今日は、血液検査のほかエコー検査も。 この日だけは自分の中に共存しているモノがいることを改めて認識するが それを口にすれば、母子感染となった自分より、母親が辛いだけだ。 今は、そんなこと普段忘れるくらい人生楽しいしね。 で、今日も無事診察終了。 ダメージは現在のところなし。自転車もOK。 直ぐに、“二輪工房 佐藤”へ向かう。 佐藤店長と01の売却話を相談。 「第三者の勝手な感想で申し訳ないけど、売らないほうが良いよー。 大事にしているんだし、直ぐに手に入るようなものでないでしょう?」と言われる。 そうなんだけどねぇ・・・。 まあ、急ぐ話でもないんで、じっくり悩みます。 だんだんと出来てきましたねぇ。 我が“SURLY Cross×Check君”! 相談の結果、ハンドルを同じ日東製のモノでちょっと変更することになりました。 ゆっくり、仕上げてもらうってのもいいですね。 さて、お尻もずいぶん良くなってきたし、お楽しみはこれからだ!(笑 ![]() ハブのキラリとした輝きに ヤラレテしまいました。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-21 16:25
| 自転車
つい、この前、01初号機を友人に譲ってしまった自分。
凄く、空虚な想いをした。 昨日、妻の実家に行ってきたときに、 今のカミサンの車では狭く、子供達が辛いということを実感。 まだ、小4の三男坊が小さいので何とかなったが、 いかんせん、これでは・・・。 カミサンに弐号機を売って、 ミニバンの中古へ買い換える話をした。 01弐号機を手元に置いておく事になった前回は、 「CurtisがCurtisで無くなっちゃうでしょ!」と 泣きながら、売るのを止めてくれた彼女だが、 自分同様、クルマが狭いということを痛感したらしく、 反対はしなかった。 クルマが好きで、ロードスターが好きで、 16年間3台乗り続けてきたが、 やっとこの歳で、自分勝手な話を押し通すのも 辛いという分別がついてきた。 幸いにも、自転車という とても楽しい趣味が出来た事だし、 今が踏ん切りつけるとき。 今まで、我がクラブ、PPFの皆にも言ってなかったけど これが初号機を、そして弐号機も売ろうとしているホントの理由。 家族あっての自分だし、優先すべき項目はそれだ。 自分だけって、やっぱりね・・・・。 ▲
by curtis_01
| 2006-08-21 15:56
| M2 1001
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