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夕べの春雨 2

春がすみ霧らふ夕べの春雨に垣内の梅の散りか過ぎなむ
                             鹿持雅澄

      春霞とけぶっている夕方の春雨に、
          庭の梅は散り失せてしまわないだろうか。


身体を壊して以来となるから、本当に数年ぶりの休日出勤。
もちろんサービス出勤というのが哀しいが・・・。
平日も、ここ暫く仕事に忙殺されて
もう、久しく自転車に乗っていない。
そのうえ夕方からは、雨の予報。

それでもほんの少しの期待を胸に、
一応の目処が付くまで仕事を片付けて家路を急ぐ。
・・・・なのに、途中から雨。
北国のこちらは今が盛りの梅の花が、
滲んでウィンドウに淡い色を残す。

“キツイ日々だからこそ、
辛くて、苦しくって、それでも自由な孤独の
自転車で何処かに行きたい・・・。”

この想いだけは、花と違って雨に散ることはない。
by curtis_01 | 2007-03-31 21:19 | 自転車
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