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冴えた月に-gibson-

ビルの谷間から見上げると、白く輝く月が蒼い夜空に浮かんでいる。
ロングコートの中まで伝わってくる冷たい空気。
それらは、ひとつのカクテルを思い起こさせる。

ギブソン。

昔、かなり飲み歩いていたときに、
今は無き、とあるバーでよく飲んでいたものだ。

下手の横好きでレス・ポールを持っていたときに
知り合いの女性に洒落で教えてもらったのが
ギブソンを飲んだ最初だったと思う。

ドライ・マティーニとレシピは同じ。
ただし、最後に付ける飾りがオリーブではなく、
今宵の月のようなパール・オニオンが二個、
カクテルピンに刺さって出てくる。
誰が作ったかはGibsonの名を持つ画家と大使の
それぞれのエピソードがあるが真偽は定かじゃない。
ともあれ、冷たく、白く輝き、冴えた味は
冬の月夜にぴったりの酒だ。

ギブソンのギターをお持ちのあなた、
月夜に一杯いかがでしょう?
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by curtis_01 | 2007-01-30 22:12 | 徒然草

記念写真。

思ふこと寝覚の空に尽きぬらむあした空しきわが心かな
                           香川景樹

  思い悩んでいたことも寝覚めの空に消え去ってしまった。
     翌朝には、悩みも無くなってしまった我が心だ。


息が切れる。
汗が流れる。

強い西風に向かって必死にペダルを踏み込む。
軽いギアを使わず、重いギアで。
スピードなんて出なくていい。
力を使い果たしてもいい。
つまらない意地を押し通すように。

見晴らしのいい丘の上に出た。
自転車に跨ったまま、
メッセンジャーバックから、小さいマニュアルカメラを取り出す。
真上に向かって構える。
ファインダーの中は、青い空と、千切れ、流れていく雲。
小さなシャッター音。

つまらないことは風で後ろに吹き飛んでいった。
そんな記念写真。
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by curtis_01 | 2007-01-27 21:56 | 自転車

かたわれ月

木の間もるかたわれ月のほのかにもたれか我が身をおもひいづべき
                                     行尊
   木の間からもれてくる半月の光のように、
     ほのかに誰かが私を思い出してくれるだろうか。


会社帰り。
足元の薄い影に気がついて見上げると、真上にはかたわれ月。
天空をちょうど二つに分け隔てるように輝いているそれを、
白い息が滲ませる。

当たり前すぎて、そこに月が在るってことを
大方の人間が気付かないように、
誰もが、僕に気付いていないだろう。
この月明かりのように、あまりにも自分の存在が希薄に思えてくる。

自分が刺激で目覚めるように、
自分がリアルに感じられるように、
ディストーションがかかったハードなギターが聴きたい・・・。

そんな夜。
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by curtis_01 | 2007-01-26 22:32 | 徒然草

自転車馬鹿、必死になる。

前にも書きましたが、“ぢ”主な私。
地主だったら嬉しいんだけど・・・。
当然、お尻がキレたら自転車に乗れない・・・・。

仕事でストレス溜まりまくりな現状でそうなったら
職場でキレて、上司を殴ってクビは確実。
カミサン、子供家族を路頭に迷わせ、
この凍てつく東北でホームレスなんてことにも!
ヤバイ!それだけは回避せねば!

そこで自分がキレる前に、お尻がキレ無いようにするために
原因とその対策を仕事以上に一生懸命考えた。

やっぱり、毎朝のトイレで出すモノが硬くならないようにするのが一番!
というわけで、水を沢山飲んだり、繊維分のあるものや、納豆を食べたり・・・・
・・・・・納豆はかなりイイ感じだったけど、どれもがイマイチ。

うーん、乳糖不耐症でハーゲンダッツを下剤代わりにする私だからこその最終手段か・・・。
これだけはしたくなかったけど、家族のため、明るい自転車生活のためと覚悟。

だ――――いっ嫌いなヨーグルトを毎晩コップで一杯。
ブルーベリー味の飲むヨーグルトという姑息な手段は許して。

結果。
毎朝、快調―――――――!
自転車で長距離走った翌日も、トイレが恐くなくなった。
乳酸菌さんは偉い!


しかし、一番嫌いな食べ物まで口にしてしまうことになるって・・・・・
確実に自転車依存症でしょうか?
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by curtis_01 | 2007-01-25 23:44 | 自転車

憂い

いづれをかまづ憂へまし心にはあたはぬことの多くもあるかな
                              相模

  どれから最初に憂えばいいのでしょう・・・
    なんて心の中には叶わないことが多くあるんでしょうか。


ままならないこの世だから、油断ならない人たちばかりだから、
心を静かにしていこう。

自転車で長く走ることで身についたのは体力だけじゃなく
心の耐久力。

que sera, sera!
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by curtis_01 | 2007-01-23 23:49 | 徒然草

海へ -Winter-

野べの露山の雫もしかま川海に出でてはかはらざりけり
                              契沖

  野辺の露、山の雫も、飾磨川、
   そして海に出てしまえば、変わりがないよ。

c0076652_1902598.jpg
朝の8時。
雲ひとつない青空。
気球が2つ、3つと空を漂っている。
気温はまだ氷点下だが、
遠出したくなる天気だ。
青い空とくれば、海を見たくなる。
往復100km。行ってみよう。

服を着替え、メッセンジャーバックに
小さいローライ35TEを突っ込み
Cross-Checkに跨る。

自転車で走り出すと、
体力に余裕がある間は、
景色を見ながらいろんなことを考えてしまう。
多くはネガティブなことだけど。

そういえば昨日、二輪工房 佐藤へ33rpmを点検に出しに行った時、
店長さんがウチのカミサンに言っていた。
「30過ぎるとね、男って、どこまでが自分の限界なんだろうかって
考えて試したくなってくるものなんです。」
「確かに!」って、40歳の俺を見ながらウチのカミサンは返答していたけど、
本当にそうだ。

どこまでが、自分の限界なんだろうか?
どこまでが、自分の領域なんだろうか?
自分の力で・・・。

それを知るために自転車に乗っているのかもしれない。
ただ、走るのが好きな所為ってのもあるけど。

海に着くと、Cross-Checkを担いで、堤防を越える。
砂浜を歩いていく。
浜辺にひらがなの「ん」の形をした流木を見つけ、
Cross-Checkを立てかけて座る。

明るい日差しの中の凪の海。
静かな波の音。
空を穏やかにレシプロ機が飛んでいる。
沖では、動いていることが分からないくらい
ゆっくりしたスピードでタンカーが進む。

思えば、何かあるといつも海を眺めに来ていた。
此処に来ると、皆、様々なことを同じように悩み、
同じように自分で乗り越えているんだと教えてくれてる気がして。

うん、今日はまだ大丈夫みたいだ。
また、何かあった時はよろしく。
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by curtis_01 | 2007-01-21 18:57 | 自転車

Many thanks.

仕事中、携帯電話に親友である彼女からメールが届く。
『例のアレ、入選しているよー!』

前にとある自転車のイベントに送っていた短い文章が入選したとの連絡だ。
昨日、今日の仕事で疲れきっていたけど、現金なことに、このメールで復活。
残りの時間、集中してほんのちょっとの残業で仕事を片付け、家路を急ぐ。

そのサイトに自分の名前、文章が載っているのに
「おぉー!」と一声。
ホントは、ついこの前ブログに書いた
“lover's talk”あたりの感じで応募したかったな。
あんまりにも、イイのが書けなかったんで諦めていただけにすごく嬉しかった。
あ、賞状とかって頂けるのは、はじめてかも。
よーし、次は上位目指すか?! なんて、よこしまな考えが・・・・・。(笑

文章を書くのが楽しめるようになったのは、ここ2年くらい。
その親友であるライターの女性に褒められてから。
この応募も彼女の勧めで。
なんか入選もだけど、その自信をつけさせてくれた彼女に感謝いっぱい。

ありがとね。
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by curtis_01 | 2007-01-18 22:44 | 自転車

with you.

とことはにあはれあはれはつくすとも心にかなふものか命は
                            和泉式部

   永遠にあなたに「愛してる、愛してる。」と言い続けたとしても、
    命は心にかなうものではありません。
     (心で、あなたの命を繋ぎ止めれるものではないのです。)

日曜日。
なぜかしら、U2が聴きたくなって、CDの山の中を探したのだが見つからず。
誰かにあげたのか、貸したままなのかも解らない。
そこで、Amazonで“18Singles”の初回限定DVD付きを購入。本日、到着。
U2は、無茶苦茶好きといった訳ではないのだけれど、
学生時代に流行った“With Or Without You”は、いまだに好きな曲だ。

DVDで歌うボノは、今じゃあ酔っ払いのオッサンっぽいけど、歌は心に入ってくるし、
エッジのギターは相変わらず、スッと切れるナイフのよう。

そして、当時部屋で聴いていた時、隣に居た彼女は相変わらず隣に居てくれる。
きっと、僕の命は心でこの世に繋ぎ止められてる。

I can’t live with or without you.
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by curtis_01 | 2007-01-16 23:01 | 徒然草

光を感じて

今週初めの熱が上がったからか、いまいち体調が優れない。
まあ、年が明けても無茶苦茶忙しい所為だろうけど・・・。
そこで一日ゆっくりしているかなぁと思っていたところ、
長男坊から自転車のパンク修理をお願いされて、ガレージで修理。

ガレージに行けば、Cross-Checkや、33rpmが目に入る。
やっぱり走りたくなって、メッセンジャーバックにローライ35TEを突っ込んで
33rpmに跨って走り出す。
向かい風もキツイし、こんなときは裏山から、
大きく回ってのんびりと走る。

自然公園で日の当たっている木に33rpmを持たれかけさせて、カメラを構える。

写真家の渡部さとるさんが『旅するカメラ 2』で書いていた、
“感度分の16”の法則。
世界中、晴天なら太陽の光の量は一緒。
晴れた日に写真を撮るなら、『絞り』をf16まで絞って、
『シャッタースピード』を「1/ISO感度」にセットすれば写るよっていうもの。

ローライ35TEにセットしていたフィルムは、
フジのISO400だからシャッタースピードは1/500(1/400は無いんで)にして
絞りをシャッタースピードが速くなった分、f16とf11の間にセット。
目測でピントを大体合わせて、シャッターを切る。
これが意外とよく写る。

応用していくと、日陰のなかや、空が曇ったなかで被写体にカメラを向けるとき、
光を感じて自分のカンでシャッタースピードを落としたり、絞りを開けたり。
ファインダーの中の露出計のLEDをシカトして。
遊ぶ感覚で写真を撮るのが今の楽しみだ。

自転車で散歩しながら、楽しみはふたつ。
これでリフレッシュできるね。
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by curtis_01 | 2007-01-13 21:46 | カメラ

恋ふる心

君恋ふる心はちぢにくだくれどひとつも失せぬものにぞありける
                               和泉式部

   あなたを恋しく思う心は千々に砕けてしまう程ですが、
     それは、ただひとつも消え失せないものなのですよ。


会社からの帰り。
人通りの多い歩行者専用のアーケード街。

痩せているが背筋がピシッとしている姿勢のいいお爺さんと
背が小さく、丸く太ったお婆さんが
ニコニコと話をしながら目の前を歩いていた。
一軒の割烹店の前で、お爺さんは入り口を開け、
お婆さんが入るまで待っている。

ふたりが、ただ、ただ、いいなぁと思った。

いままで様々なことが在って、それで今、あの笑顔になれる。
いつでも相手を思い遣れる。
そして、それほど長くずっと一緒に居られたってことが羨ましかった。

いつまでも、カミサンへあんな笑顔を出来るように。
そう思う。
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by curtis_01 | 2007-01-10 22:03 | 徒然草