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蜩の声のなかで

人もがな見せも聞かせも萩の花さく夕かげのひぐらしの声
                            和泉式部

  人がいてくれたなら…
     見せもしたい、聞かせもしたい
         この咲いている萩の花、夕日の中の蜩の声を…


濡れ縁に座って夕涼み。

UAの33rpmで裏山から西に抜けて、
杉を切り出す林道をほんのちょっと散歩という程度走ってきた。
シャワーの後は、やっぱりキンと冷えたビールだ。

お盆の上には汗をかいたグラス。
濃いグリーンの缶から注いだビールが夕日に照らされる。
そよと吹いてきた風が、一時の涼しさを知らせてくれる。

蜩の声が周りに響く。
いつ聞いても、遠い昔への郷愁を呼び起こす声。

親友は彼岸へ旅立ち、恋人は自分の所為で失って、
ますます傍にいて欲しいと思う気持ちを繰り返す。
せめて、時も繰り返せたならいいのにと。


いにしへのしづのをだまき繰返し昔を今になすよしもがな
                “伊勢物語 第三十二段”より


  古の布を織る糸巻きのように繰返し、
       昔を今にする方法があったらいいのに…
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by curtis_01 | 2007-07-29 13:00 | 徒然草
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