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有明の月に

わするなよ今は心のかはるともなれしその夜の有明の月
                          藤原家隆

忘れないでおくれ、今に心変わりしたとしても、
一緒に過ごした夜のあと、いつも眺めた夜明けの月のことは


「じゃあ、また。」
「そうね。またいつか。」

二度と逢えないだろうと解っているのに、
お互いが口にする最後の嘘。

今はもう、あの面影も薄れてしまった。
だけど、静かに差してくる朝日のなかで、
淡い紫の西の空に、白く残る月を見ると思い出す。

遥か遠い夜明けのことを。
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by curtis_01 | 2007-02-07 21:42 | 徒然草
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