ふるさとの花のさかりはすぎぬれど面影さらぬ春の空かな
源経信
ふるさとの花のさかりは過ぎてしまったけれど、
その面影が消え去らない春の空だなぁ。
本日の午後から厄払いの同窓会だった。
中学の時の同級生21名が集まった。
久方振りに会う顔に「変わったなぁ」や、「全然変わらないなぁ」など、
挨拶のように彼方此方で話の花が咲いている。
自分も東京から里帰りをしてきた初恋の彼女と
子供の話、自分の友人である旦那の近況などで盛り上がる。
そして、仲間たちと中学時代の昔話に移ると、一層、笑い声が響き渡る。
辛かったけど、思いっきり頑張った部活や、恩師たちとの可愛らしいバトル。
それらを語る笑顔たちは、昔の面影を残し、
それなりにいい歳を取った顔だ。
「また、いつか。」
そう云いながら名残惜しそうに帰っていく仲間たち。
みんな、また会うときまで、より良き年月を過ごせますように。