林の中で。

杉の林の中を斜めに白く抜ける日差し。
下草の柔らかな緑、杉の濃い緑。
高い位置にある杉の枝に
すっぽりと包まれているような不思議な感覚。

・・・・静かだ。



日曜日に用事があるため、土曜の今日サイクリングに出かけた。
途中、山というより丘の高さの斜面に伐採した杉を運び出す
狭いオフロードを見つけ入ってみた。
道は厚く草に覆われて、人もそう入らない道のようだ。
最初はギアを軽くして登ったが、途中から傾斜が急になり
33rpmから降りて、押して登った。

足元からは枝払いした小枝を踏む音。
そして、自分の息遣い。
・・・・キツイ。

日ごろの運動不足へ恨み言まじりに、やっとのことで上に着いた。
その尾根沿いに道というにはあまりにもその言葉から程遠い道が続く。
33rpmに跨り、ペダルをゆっくり踏み込む。

目に入るのは白い日差しと木々の葉と草の緑色だけ。
パキパキと今度はタイヤが小枝を踏む音。
それしか聞こえない。

道を塞ぐ太い枝をフロント、そしてリアを上げクリアする。
まだまだ下手くそだが、こんなことが出来ると顔がにやける。
暫らく、緩く登り下る道を、障害を避けて、越えて、進んでいく。
MTBの楽しさをしみじみ感じる。

道が途切れた。
33rpmを停め、じっとする。


清々しい孤独。
幸せの時間をかみ締めた。
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by curtis_01 | 2006-10-22 20:25 | 自転車
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