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風の中に~ゴッホ展~

本日は一足早く夏期休暇取得。
雨が降って自転車に乗れないのでゴッホ展へ。

それにしても宮城県立美術館は、ここんとこ好きな画家の展示が多い。
フェルメールもそうだし、今回のゴッホに秋にはシャガール。
楽しくってしょうがない。

開館と同時に入ると既に結構な人の数。
平日なのにやはり人気が高いね。
期待いっぱいで会場に入る。

展示は初期から1888年頃の作品を作風・画法の変化というテーマで並べてあり、
初期の暗い陰鬱とした光と影のみに重点を置いた重い色彩から
光が当たり輝く明るい花を描くことで鮮やかな色彩を得ていく経過、
厚塗りから薄塗り、点描や線描といった技法そのもの、
または、写実から形式的と対象物に対しての描き方の変化など
試行錯誤し苦悩しながら作風を変えていくゴッホの姿が思いやれて
なかなか充実していた。

初期の作品でも『秋の夕暮れの情景』、『モンマルトルの小路』は良かったし、
特に鮮やかな色彩を得た1886年の『花瓶』は背景の暗さはあるものの
その後の『ひまわり』を彷彿とさせるインパクトの強い作品だった。

彼の自画像は数点展示されていたおかげで、描かれた年ごとに
表現の変化がよく分かり、会場内を行ったり来たりして楽しんだ。
中でも1887-1888年の冬に描かれたとされる
『灰色のフェルト帽を被った自画像』は点描・線描の技法が好きな自分にとって
お気に入りの作品だった。

この描き方を用いている『森の小道』、『レオニー・ローズ・シャルビュイ=ダヴィの肖像』、
『セーヌ河岸』、『花咲くマロニエの木』はかなり良かったし、
特に『ヤマウズラの飛び立つ麦畑』、『サンピエール広場を散歩する恋人たち』は
当然も当然、当たり前の話だが、画集やネットの画像では見ることのできない
色彩の明るさが空の青さ、吹いている風の中に自分がいるように感じられ、
何度も何度も見直したためか、美術館を出たときの暗い空と雨に
かなり戸惑いと違和感を感じたほどだった。

そして19×14cmという小さいふたつの絵が良かった。
弟テオの画と自画像のそのやわらかであかるい色の絵。
鮮やかで強い点描や線描を多様する前の優しい描き方。
きっと仲のいい兄弟だったんだろうなぁ。と感じれる作品。

そう、ゴッホの絵は観て『感じる』ということが今までになく強かった。
やっぱり、晩年に近づいた後半の絵も観に行きたいなぁ。
満足な一日でした。
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by curtis_01 | 2013-07-03 16:56 | 徒然草
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