愛車1号。

届いたミニチュアカー。
俺の一番最初の愛車。
手に入れた時からボロのカローラセダン。
これに乗ってから世界が思いっきり広がった。

初夏。
青空の下、缶ビールの6パックを助手席に海までドライブ。
壊れたカーステの代わりにバックシートに積んだラジカセから流れるROCK。
浜辺に着くとラジカセを持って基地の女の子達がピクニックしているのに乱入。

真夏。
湖畔に停まって湖面を眺めていると、俺のクルマと同じくらいのボログルマが
脇に停まって運転席の同じ年くらいのアメリカ人が千円札を見せてくる。
そのまま湖畔沿いの道を2台で吹っ飛ばした賭けレース。

秋。
赤や黄色に染まった渓流沿いの道。
同じ研究室の学生たちで出かけたドライブ。
夕日の中、散る針葉樹の葉がキラキラと輝くのを
キレイだと大騒ぎしながら走った。

真冬。
森の中の渓流沿いの道を真夜中にドリフトの練習とばかりに走り回った。
クルマを止めると耳に痛いくらい静まり返った世界。

そして広く開けた景色の中の農道。
雪のホワイトを朝日がサーモンピンクに染める。
そこを雪煙を上げて真っ直ぐ駆け抜けた。

彼女にフラれ、休みもせずに400kmもの道をひたすらぶっ飛ばしたことも。
今は亡き親友と深い山の道に迷って何時間も彷徨ったことも。
そして奴の葬式に泣きながら行ったのも・・・。

このクルマ、これから先の愛車たちと比べても
一番濃密な時間を過ごした相棒だった。

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by curtis_01 | 2013-05-25 18:06
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