パキン、パキンと響く、
ペダルにビンディングシューズがはまる音。
この音を屋外で聞くのはほぼ3ヶ月ぶり。
右膝が半月板損傷と診断されてからは2ヶ月。
歩くのすら引きずってしまう痛みで
しばらくおとなしく自転車に乗らずにいた。
そして痛みが治まってきてから3本ローラーで
徐々にリハビリトレーニングで慣らして今に至る・・・と。
気温は2度。強い西からの風。
お試しで走るのにはあまりにもツラすぎないかい?
青い空がせめてもの救い。
それでもペダルを踏み込むと、
スーッと前に進むロードバイク独特の感じ。
言いようのない快感。
向かい風の西に進む。
膝が痛くなったら止めると決めていたから、
最初から風の抵抗と闘って無理なら帰るつもり。
それにしても、いくら風が強く、膝の負担回避で
軽いギアで走っているとはいえ、あまりにも遅すぎる・・・。
前から遅かったのに輪をかけて・・・泣けてくる。
ヒルクライムはもうフルインナー。
故障前から5km/hも遅い・・・
でも、そろそろ膝には重苦しいなにか挟まった感じがする。
嫌だ、この坂だけは乗り越えたい。
ペダルを踏み込むポイント、左脚の引き足のタイミングを試して
右をかばってなんとか登りきる。
ダウンヒルから戻りの平坦は追い風。
軽く回してもスピードが乗る。
やっぱり面白い!
それでも往路とヒルクライムの遅さが響いて
たった30kmなのにアベレージは25km/h・・・
本当にサイクリングじゃん(笑)
取り敢えず、第2段階「走る」は出来た。
ゆっくりだけど前のように、いやもっと走れるようになる!
・・・さ、痛み止めの湿布貼ろう(涙)