自転車馬鹿の完璧な休日。

かなり傾いた西日が綺麗に磨いたチェーンを輝かせる。
手にしていた文庫本を置き、
限定再販された最高に大好きなビール、『YEBISU THE HOP』を咽喉に。
華やかなホップの香りと適度な苦みが炭酸の刺激とともに広がる。


休日の朝は決まってドキドキしながらカーテンを開ける。
“お願いだから、やっとの休みは晴れていますように”と。

今日は晴れ。
前の家の脇にある大きな木はピクリとも動いていない無風。
俺にとって最高のご褒美。
ひとり、昨日の晩御飯で残っていたカレーを温め速攻で食べる。
部屋に戻って、真っ黒クロすけことRIDLEYのチェック。
直ぐに着替えて、玄関を出る。
ウィンタージャケットにタイツは暖かすぎたかな?

走り出して最初っから足を回し過ぎるのは悪い癖。
抑えて走っても心拍数は高め。
これはトレーニング不足と久しぶりのロードバイクへのワクワク感?

春初め、まだ下手くそなウグイスの声。
高校の野球場で練習試合をしている球児たちの姿。
幾つかのアップダウンを越えていくと日陰に残る雪。
薄雲が覆うけど明るい日差し。

いつのまにか、このコースは走れるようになっていたんだね。

いつもの道の駅に近付くと、『ミズバショウ公園』の文字。
案内に従って進んでいくといくつもののぼり。
こんなトコがあるなんて知らなかった。
着くと、水が張られたミズバショウが咲いている幾つかの池。
白く綺麗で可憐な花たちが群生している。
ただ、野に咲く花に魅力を感じるのは天邪鬼な所為かな?
行楽客でにぎやかな公園を後にして、
そのままいつものコースを走る。
一昨年と比べるとかなり落ちたスピードだけど。
それでも家に着いた時は、身体も気持ちもスッキリしていた。

そして、今。
好きな自転車と好きなビールに好きな小説。
身体は自転車で走ってきた心地よい疲れ。
このひと時がずーっと続けばいいとそう思う。
これこそが休日に求めていたもの。
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by curtis_01 | 2012-04-15 18:49 | 自転車
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