今日、コンビニに入ったとき、ふと本棚を見ると
『海と 風と 町と』という写真集が目に入った。
表紙は砂浜に幾人かのカップルと子供。 そして虹。
内容は3.11以前の津波に失われる前の街と海の景色。
いままで、被災後の写真集と動画に胸を痛めていた身には
この美しい景色の写真が沁みる。
“そう、こんなんだったよな”
“ああ、ここを幌開けてクルマで走ったなぁ。”とか・・・
この写真集、被災後のそれより涙が出る。
そして今朝4時に隣の愛すべきワンちゃんの吠えまくる声で目が覚めて
何気なく見たネットで柳ジョージさんの訃報を知る。
学生時代、彼を大好きだった友人の影響で聴いていた。
ウチの大学が米軍の基地に近かったせいで、
兵隊の奴らとはボログルマでチキンレースしたりして
フェンスの中のアメリカが日常だった頃。
柳ジョージさんのフェンスの外から見るアメリカの歌がリアルだった。
『青い瞳のステラ』はいまだに好きな一曲。
そして前の職場で年下だった同僚が亡くなったこと。
それを知ったのは先日の自分の誕生日。
彼のおかげで出向元の管理部に戻ってもヤッていける自分がいる。
ただただ泣いた。こんなにツライ誕生日もなかったな。
失われたものは、すべて良い人、良い景色。
ただいま、“酔って候”。