花に埋もれて

家族、親族、参列者たちによって、
棺の中は花に埋められていく。

花が好きな彼だけに、きっと喜んでいるはず。
いつもの優しい笑みが浮かんでくるのを
表情に表れないように静かに目を閉じて我慢している。
蓋を閉めた瞬間、きっと笑っていたに違いない。

羨ましいな。
俺も花に埋もれたい。

「まだ、君は早いよ」

棺に入れた百合のように真っ白い骨を
白い壺に納めた時、そう言われた気がした。

じゃあ、最後の楽しみに取って置きます。
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by curtis_01 | 2010-03-15 23:32 | 徒然草
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